放射線科
放射線科は診療放射線技師3名で担当しています。
放射線科は一般撮影(俗にレントゲンと呼ばれる)、透視(主に手術中の透視)、CT、MRI等の検査を行います。
CT、MRIの検査に関しましては画像読影会社と提携し、放射線科医不在の当院におきましても放射線専門医による専門的な読影が可能となりました。(読影レポートの返却は通常、検査終了2日後、緊急の場合は2時間以内)
当院はPACSを構築しており、院内配信しています。これにより各検査(一部除く)の画像は従来よりも早く診察室で閲覧可能になりました。
また、画像はデータ化されているので(一部除く)CD-Rにコピーしてお渡しする事も可能です(有料)。
施設・設備・装置紹介
一般撮影(1F)
単純X線撮影、パノラマ撮影、骨密度測定を行います。
当院では、画像情報をデジタル化するDR、CR装置を導入しています。画像がデジタル化されているので、目的部位に応じた画像処理が可能です。
歯科のパノラマ撮影は放射線技師が行うので、車イスの方や撮影困難な方も出来る限り対応します。
骨密度測定は2種類のX線を利用したDXA方式を採用することで、迅速かつ高精度な測定を低レベルの放射線量(胸部撮影の約1/10)で行うことができます。
CT(B1)
CTとは、コンピュータ断層撮影法(Computed Tomography)の略で、体にX線を照射し、通過したX線量の差をデータとして集め、コンピュータで処理することによって身体の内部を画像化する検査です。
当院では、ヒタチ社製64列MDCTを設置しています。従来の装置に比べ短時間で検査ができるようになりました。
また、立体画像の表示が可能で、複雑な血管走向や病変形態が容易に把握できるようになりました。
MRI
MRI検査とは、X線撮影やCTのようにX線を使うことなく、その代わりに強い磁石と電波を使い体内の状態を断面像として描出する検査です。
体内の様々な病巣を発見することができますが、特に脳や卵巣、前立腺等の下腹部、脊椎、四肢などの病巣に関しては圧倒的な検査能力を持っています。
当院はオープンタイプの装置で閉塞感からくる患者様の苦痛を大幅に軽減しています。
利点 |
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欠点 |
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注意事項(金属チェック)
次のような方はMRI検査を受けられないことがありますので、主治医にあらかじめお伝えください。
体内に埋め込まれている金属(禁忌) 心臓ペースメーカー、埋め込み式除細動器、人工内耳、神経刺激装置(パーキンソン病の手術)、眼球内の金属異物、大動脈ステント、(金属加工業に従事したことのある方や事故、けが等で眼球内に金属片が入っている可能性のある方) 以上のものが体内に埋め込まれている場合、原則検査できません。 |
手術後の体内金属(材質確認が必要なもの) 脳動脈クリップ、人工関節、人工心臓弁、義眼 以上のものが体内に埋め込まれている場合、材質によって検査ができたり、できなかったりします。主治医にご確認ください。 |
次の物は故障したり、検査に影響したり、事故につながったりすることがあります。検査前に必ず取り外しておいてください。 コンタクトレンズ、補聴器、メガネ、腕時計、財布、磁気カード類、装飾品(ヘアピン、ネックレス、ピアスなど)入れ歯、ベルト、ライター、カイロ(使い捨ても含む)、エレキバン、ニトロダームTTS,ニコチネルTTS、金属を含む化粧品(アイシャドーなど)義手、義足 |
強磁場が人体に与える影響については、未知の部分があり、胚または胎児への安全性が確立されていないため、妊娠中または妊娠の可能性のある場合は妊娠3カ月以降になるまで検査を控えたほうがよい。 |